音声通信対戦の夢
インターネット通信対戦創世記には『将来は音声で通信しながら快適な対戦ができるようになるのかなぁ』等と語っていたものだが、たかだか1年か2年そこらでコイツが実現できてしまうとは誰が考えただろうか。
音声通信対戦は、対戦の理想の姿だ。特に2対2でチーム戦を行うときは絶大な威力を発揮する。
「こちらWarren、方位090距離17マイル敵機2機発見。Guns戦闘に持ちこむつもりだ。AIM-9ミサイルでの支援を頼むぜ」
「こちらFuji、了解です。右上方からAIM-9による支援を行います。現在AIM-9残弾数2発。あ、右の敵機が距離を開けてきましたよ、注意してください」
「こちらWarren、了解。優先的に左を叩くぜ」
「こちらFuji、右はマークしておきます」
「Let's Go!!」
というふうにWingmanとコミュニケーションを取りながら飛行すると強さ百倍だろう。さらに、Chatを打っている余裕のない戦闘中であってもコミュニケーションが取れるため、不意討ちなどに対する耐性が非常に高くなる。また、囮戦法や誘い込み等のチーム戦術が簡単に実行できる。こんな理想の対戦を皆が夢見ていた。しかし1998年、夢は現実となった。
諸君、時代は音声通信対戦の幕を開けた。この波に乗り遅れることなく快適な音声通信対戦を行って欲しい。
BC(Battlefield Communicator)による具現化
技術の進歩は著しい。Battlefield Communicator(以下BC)というソフトを使えば夢が現実となってしまう時代になってしまったのだ! インターネット対戦創世記から2年と経ってはいない。そう、ISDN回線の普及とパソコンのパワーアップがこれを成し遂げたのだ。おっと、ISDN回線に切り替えていない諸君も大丈夫だ。ISDN回線を使った相手との対戦であれば通常回線でも十分な音声通信対戦ができる。何せ、通常回線で対戦しているWarren大尉がこう言うのだから間違いはない。
少し前から、音声通信システムを組み込んだ対戦ゲーム等が一部存在したが、それらはすべてそのゲーム用である。しかし、BCは違う。Windowsに常駐することで、あらゆるゲームで音声通信が可能なのだ。また、相手の音声をダイレクト・サウンドにミキシングして出力するため、DirectXの使用が当たり前となっている多数のFSやゲームにおいて、本来のゲームの音を損なうことなく音声通信できるのである。通信対戦においてChat機能がないという致命的な弱点を抱えていたSu27
Flanker等のソフトもBCによって再び蘇る時がきたのである!!
当のBCは以下のサイトからダウンロードが可能だが、バージョンが違うもの同志では接続不可能なので注意だ。必ず最新版にアップデートしておこう。
http://www.shadowfactor.com/
引き続き使用方法などの詳しい解説を行いたいところだが、同志Fuji教官が自身のHP(A.C.E. Flight School)で詳しい解説をはじめたようなのでそちらを参照されたし。PC-TopGunでは快適なマイク使用方法等について別途紹介をすることとしよう。
|