US Navy Fighters 徹底解説

CPUパワー必要度★★★★☆☆
P133以上推奨
グラフィック華麗度★★★★☆☆
ミサイル回避難易度★★☆☆☆☆
兵器その他の再現度★★☆☆☆☆
敵航空機スキル★★★☆☆☆
キャンペーンゲーム評価★★☆☆☆☆
操作の複雑さ★★★☆☆☆
フライトモデル簡易


 バカ売れしたHit作。決してきっちりとしたシミュレートをしているわけではなく、CPUパワー的に見ても(ゲーム発売当時としては)かなりの物を要求していたのだが、初心者がフライトシムを楽しむための試みが各所にちりばめられており、難しすぎるでもなく簡単すぎるでもない、絶妙のラインを保った事により爆発的に売れた。参考までに、解像度を640-480にすればP133マシンで十分プレイできる。P100マシンだと少しテクスチャを削る必要があるがプレイに支障はない。

 その結果、Userによるゲーム改造データーや、オリジナルミッションなどが多数発表され、息の長いソフトとなった。オリジナルミッションや改造データーは、現在でも入手可能だ。中古ショップでUSNFを見つけたら、オリジナルミッションや改造データーを入手してみよう。核兵器が使えたり、トマホーク巡航ミサイルが使えたりと、色々と面白い改造データーがたくさんあるが、中でも日本人が好みそうなデーターとして、漫画『AREA88』仕様の機体塗装(改造テクスチャー)と、『AREA88』に出てきた作戦をUSNFふうにアレンジした追加ミッションである。

ミサイルをチャフとフレアを使わなくても割と簡単に回避できること、使用機種を多くした事、対地兵器の操作を簡略化したこと等がそれで、フライトシム初心者でも十分に楽しめることは間違いないだろう。ただ、キャンペーンゲームは初心者ユーザー層には難易度が高すぎる。雨霰と迫り来るミサイルは、少々回避が難しい。前述のように、1本のミサイルなら簡単に躱せるのだが。

 使用可能機種は多く、米軍艦上戦闘機とSu33""NAVY Flunker""が使用できる。また、MarineFightersというアドオンディスクを使用すれば、AV8B""Harrier2""、YAK141""Free Stile""、FRS2""SEA Harrier""、AC130""Spector""などが使用可能になる点も見逃せない。強襲揚陸艦への垂直着陸(これが異様なまでに手応えがあって面白い)や、野戦基地での戦闘等が楽しみたいのであれば、MarineFightersは買いだ。しかし、そこまでせずとも、USNF'97ではすべてがセットになった上に(USNF+USMF)、更にベトナムミッションとベトナム用の機体まで追加されている。中古ショップで二束三文で売られていたというシチュエーションでもない限り、今あえてこのゲームを買う事はないだろう。

 流行の通信対戦には対応していない。ゲームが出たのが1995年であるから、これは致し方ない事であろう。USNFで通信対戦を行いたいのであれば、USNF'97を購入しよう。


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