VLSより艦対空ミサイルを発射する巡洋艦


　Su27は、艦船に装備されたVLS（垂直ミサイル発射システム）からミサイルを発射するシークエンスが完璧にシミュレートされている。実際のロシア製VLS発射手順は以下の通りである。

  1. ミサイルの入ったセルが発射口の下に来る。（リボルバー式）
  2. 発射口の蓋が開き、ミサイルの安全装置等がすべて解除される。
  3. ミサイルが発射薬／圧搾ガス等でセル外に射出される。
  4. 上空でミサイルの推進薬に点火。
  5. 推力変更システムで急激に向きを変え、飛び去る。


　これらの手順のうち、１だけは甲板の下で行われるので見えないが、発射口の口が開くところからは、すべてのシークエンスが忠実に再現されている。特に、発射して暫くしてから推進薬に点火するところが、非常に美しい。もちろん、VLSを装備していない艦船から射出されるミサイルは、まったく違った動きをする。





「VLS発射口開放っ！」





「射出っ!！」






「ミサイル点火！」






「ミサイル、軸線に乗りました！」





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