レーダー誘導ミサイル事始め
R77ミサイル攻撃VTR
典型的なレーダー誘導型空対空ミサイルであるR77による対空攻撃VTRファイルを用意した。研究用に一つ見ておいて欲しい。レーダーを作動させたときのHUDの表示の変化、ロックから発射までのシークエンスなどを研究してほしい。
r77.lzh (4キロバイト)
レーダー誘導ミサイル使用方法
レーダーでミサイルを誘導するのだから、レーダーが動いていなければ話にならない。『
I
』キーを押して、レーダーを稼動させよう。HUDの左中央に『
И
』の表示が出ればOKだ。次に、HUDを視距離外対空モードに設定する。『
2
』キーを押すと切り替わり、HUDの左下に『
АВБ
』の表示が出る。最後に『
CapsLock
』キーでレーダー誘導空対空ミサイルを選択し、HUD右下の兵装名表示に『
P77
』若しくは『
P27
』が表示されている事を確かめる。P73などのレーダー誘導ミサイルではないミサイルが選択されているとうまく動作しないので注意が必要だ。(図1) これで、標準的な
視距離外空対空戦闘モード
にチェンジすることができた。
敵機が2機、自機の前方から迫っているシチュエーションで話を進めよう。レーダーを作動させておいて、敵機がレーダー走査範囲内に進入すると、約4秒でHUDにそのような情報が表示される。(図1)は捕捉前、(図2)は捕捉後のHUD表示である。大きな四角が一つ、小さな四角(点に見えるがよく見ると四角)が2つ見えるが、この小さな四角が敵機で、大きな四角で囲まれているほうの敵機が、現在『
選択中の
』敵機である。現在選択中の敵機を変更したければ『
半角/全角
』キーを押し続ければ、大きな四角が移動し、目標の変更を伝えるはずだ。
図1
図2
(図2)の状態は、
敵機を捕捉したがロックしていない状態
であり、ミサイルを発射するにはロックする必要がある。敵機をロックするには『
TAB
』キーを押し続ける。しかし、敵機との距離が有りすぎるときや、敵機がレーダー妨害措置を取っているときは、うまくロックできないことが有る。そういう場合は、何度も何度も『
TAB
』キーを押し続けて欲しい。敵機をロックすると、HUDは(図3)のような状態になる。
図3
(図3)の状態でも、まだ発射はできない。試しにトリガを引いてみるといい、反応は無しだ。もんだいは、敵機との距離と、ミサイルの最大射程距離に有る。簡単に言えば、まだ発射するには遠いのだ。では、その距離とはどこで調べるのか。それは、HUD左側のゲージである。丸で囲った矢印が敵機との現在距離で、この矢印が下に示した射程距離と書かれた刻みと刻みの間に来たら発射が可能になるのだ。HUD中央下部に、『
ЛР
』(ルルゥと発音する)の表示が出ると、いよいよ発射だ。トリガーを引き続けよう。
高度な使用方法
上記の方法で、基本的な操作は完了だ。しかし、Su27に備わった各種機能を使いこなすことによって、視距離外戦闘をより有利に運ぶことができる。ここではそんな操作の幾つかを紹介しよう。
視距離外戦闘モードでは、レーダーは機首の方向上下10度、左右60度の範囲をスキャニングする。西側戦鬪機と違ってこのレーダーの収束率は変えられないが、レーダーの首振りを行うことはできる。この機能を使うことによって、高空からミサイルを撃ち下ろしたり、低空から撃ち上げたりすることが可能になる。具体的な操作としては、スティックのHATスイッチ、または『
;
』『
,
』『
.
』『
/
』を使用する。しかし、左右に首を振らねばならないシチュエーションになることはほとんどないはずだ。レーダー警報装置によって敵機の方角をキャッチすれば、上下の首振りだけで十分に事が足りるはずだからだ。また、緊急自体が起こって、すばやくレーダーをもとの中央に固定し直したいときは、『
CTRL+I
』を押すことによって、先程の首振りをリセットすることができる。
また、敵機の動きを細かく見るために『
+
(”ほ”がプリントされている)』『
−
(”へ”がプリントされている)』キーを使って、MFDに表示されているレーダー情報を拡大、縮小することができる。しかし、何度も言うようだが多くの西側戦鬪機搭載のレーダーと違って、ここで操作した調節はあくまで視覚的なものであって実際にレーダーの走査範囲が動いているわけではないので注意して欲しい。よって、MFDでは表示されていないのだが敵機を捕捉している………といった状況は起こり得る。そのため、空戦中はMFDよりも、既に説明したように、HUDに表示されるレーダー情報を重要視する。
レーダーは、Su27の目だ!
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