パッドロック視界を使いこなせ!




パッド・ロック視界とは?



 まず第一に、パッドロック視界とは一体何か分からない諸君のために一つ解説するとしよう。パッド・ロック視界とは、敵機を常に画面の中央に捕らえ続けるモードのことである。こう言っただけではまだピンとこない諸君が居るやもしれない。下の二枚の写真を見てほしい。(図1)はパッドロックが機能していない状態、(図2)は同じようなシチュエーションでパッドロックが機能した状態だ。つまり、パイロットが目を敵機に固定して首をぐるぐる回している状態だと言えば分かり易いだろうか。


図1図2





Su27のパッドロック視界

 Su27のパッドロック視界は素晴らしい……と、各方面で評価されている。しかし、使いこなすのが難しく、初心者〜中級者の諸君にとっては、お世辞にも『素晴らしい』ものではないように思えるのではないか?

 Su27のパッドロックは、どうして評価されるのか。それは、本当にパイロットが敵機を探し、追尾するときの行動が非常によくシミュレートされているからだ。360度上も下も完全追尾してくれるパッドロックViewを搭載したゲームが増えたが、実際のパイロットがそんな首の振り方ができたら、妖怪顔負けだ。それに、機体を透かして下部の敵を追尾し続けるなんて……ドラエ○んも青ざめてしまうかもしれない。もっとも彼は元々表皮が青かった気がするが、これはその際深くは触れないこととしよう……。Su27のパッドロックは、パイロットがこのように人間の域を越えていない。首の振れる限界があり、機体を透かして敵機を追尾し続けることもできない。

 また、この首振りに関する評価が非常に多いのだが、Warren大尉が密かに評価しているのが、敵機を一端パッドロックではないViewで発見しないとパッドロックできないと言う点だ。パッドロック視界ボタンを押せば、自機に最も近い敵を自動的に追尾し始めてしまうといった理不尽さは微塵もない。こういったシミュレート要素の細かさこそが、Su27のパッドロック、強いてはSu27と言うゲーム自体の評価にも繋がっているように、私は思える。


操作方法 1 (発見せよ!)


 前述の通り、Su27のパッドロック視界を機能させるには、まず主導で目標を画面に収めねばならない。外部視界を使うと言う裏業を除いて、画面内に敵機の黒い点さえ見えていれば、パッドロックキーを押せばパッドロック視界は機能し始める。だからといって、HUD視界のままで敵機をHUDに入れようと躍起になったところで……それができればパッドロック視界は必要なくなってしまう。パイロットが首を痛いほど捻ったその先に、ちらりとでも見えていればいいのだ。

 具体的には、ヘッドオンからすれ違った3〜4秒後、テンキーパッドの『2,4,8,6,(5)』を使用して(何度も押すと限界まで首を振った状態になる)敵機を探すのだ。最初のうちはなかなか相手を探すことができないだろうが、それは敵機が自機とすれ違った後どう動くかを考えていないからだ。例えば、図3のようなすれ違い方をすれば、敵機の行く先は(テンキーパッドの)『』キーを沢山叩き、『』キーを1回か2回叩いた位置のはずなのだ。何度も何度も練習していれば、こういった勘が養われるようになる。

 敵機が視界に入れば、テンキーパッドの『』を押す。すると、視界がスッ……と移動して、敵機の動きにぐりぐりと追従していくようになる。パッドロックViewが稼動したのだ。



操作方法 2 (見失うな!)


 敵機を捕捉したはいいが、激しく格闘空中戦をする間にパッドロックから外れてしまい、視界がひん曲がったままになって……。こういったこともある。 これは、前述のパイロットが首を振れる限界を超えて敵機が起動したのか、若しくは機体の死角に隠れたかで、パッドロックが自動OFFになってしまったのだ。

 こんな時は、まずテンキーパッドの『』を押すことによってViewを正常な正面HUDViewに戻し、手順1に戻って敵機の捜索を始めなければならない。しかし、注意してほしいのはとろとろとやっている時間はないと言うことだ。首の振れる限界を超えて諸君のパッドロック視界を振り切ったと言うことは、明らかに射撃に適した位置に付きつつあるのだ。危機感を持って行動してほしい。

 もちろん、見失わないのが最適であり、時と場合が許せば見失う前に空の藻屑にしてやる必要もあるだろう。


操作方法 3 (発射、殲滅せよ!)


 いつまでも追尾を続けるわけには行かない。チャンスが来れば、ケリをつけてやる必要があるだろう。攻撃可能兵装としてはR77ミサイルか、R73ミサイル、R27赤外線タイプ、機関砲などのがあるが、ここではR73の場合を説明する。上記の兵装の中で、このViewで発射することによって最大の威力を発揮する兵装であるからだ。

 何故ならば、R73ミサイルは自機に対して横の目標でも攻撃できるほどの攻撃範囲の広さを持っており、そんな位置の敵機を捕捉できるのはパッドロックViewしかないからだ。ミサイルの照準にはヘルメット・照準を使用する。『』キーを押すと、HUD左下に『ШЛЕМ』(シュレムと発音)の表示が出るとともに、画面中央に緑の丸い円が現れる。パッドロック中であれば、敵機はこの円の中心に捕捉されているはずだ。そして、『o』キーを押して、EOシステムを作動させる。ここで『TAB』キーを押すと、先ほどの円に対して大きな緑の十字がかかるはずだ。この緑の十字が、射程に入って敵機をロックオンしたと言う表示だ。トリガーを引き絞ればミサイルは敵機を貫く。

 『TAB』キーを押しても押しても十字が現れないときは、位置が悪い。なるべく機体の前方に敵機が見えるように機体をうまく操作するのだが、その操作中も『TAB』キーは連打しておく。射撃できる体勢に入れば、即座に発射するためだ。


 上でEOシステムを作動させるようにと説明したが、ヘルメットViewでIRAAMを射撃する場合、EOシステムは必ずしも必要だとは限らない。EOシステムを使用したほうが、敵機との距離情報などが得られるので便利ではあるのだが、EOシステムを作動させずとも攻撃は可能であることを覚えておいてほしい。

見失う、其れ即ち過失也!



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