Micrisoft Flight Simulator 98 徹底解説



3Dカードなしの場合

CPUパワー必要度★★★★★☆
P166以上推奨。
グラフィック華麗度★★☆☆☆☆
フライトモデル超本格的

3Dカード有りの場合

CPUパワー必要度★★★☆☆☆
P120以上推奨。
グラフィック華麗度★★★★★☆
フライトモデル超本格的


 MicrosoftFlightSImulator98(以下FS98)は、非常にリアルなフライトモデルと豊富なアドオンプログラムで人気を得て来た同シリーズの最新作である。以前のバージョンと比較して最も大きな変更点というのは、Direct3Dに対応したこと、MultiPlayに対応したこと、そしてヘリコプタが標準操縦できることになったこと、そしてFS5時代の世界各国のシーナリと同等のものがインストールされた状態で発売されたこと……であろうか。とくに3Dカードへの対応(Direct3D)は画期的であり、Monster3DやRighteous3D、Flash3Dといった業界のデファクトスタンダードとなったカード類(VooDooチップ搭載カード)を使用すれば、驚異的な画像が見られることだろう。特に、低高度〜中高度の画像の美しさは他の追従を許さない。また、これらのパワーのある3Dカードを追加することにより、Pentium133,Pentium120といった一昔前のCPUを搭載したPCでも快適なゲームプレイが約束される。これは画期的というより他にないだろう。

 もちろん、グラフィックは前述の美しい物が表示されて……だ。実際に3Dカードを使っている人しか、この美しさは分からないだろう。なぜなら、雑誌などで見てもなかなか美しさは伝わってこないからだ。紙面で見るのとモニターで見るのとでは大きな差が有る。そこで、Warren大尉はFS98をMonster3Dを使用した状態でプレイ、そのスクリーンショットの一枚を以下に掲載することとした。3Dカードの購入を躊躇している諸君は、このショットを食い入るように眺めてほしい。これでも、Jpegという画像圧縮技術を使って、本来の美しさの50%まで劣化させてあるのだ!! Grate!

FS98 Screen Shot


FS98 Screen Shot


FS98 Screen Shot


 たしかに3Dfx対応もうれしいが、ヘリコプタ Bell206 Jet Rangerを操縦できるようになったのがうれしい。以前FS5でも、既存のプログラムと差し替えて使用するヘリのフライトモデルがフリーソフトウェアとして公開されていた記憶が有るが、MicroSoftが標準で対応させてきてくれた辺りは非常に好感が持てる。実際にヘリで飛行してみると、これまでの機体に無かった楽しみ方が沢山見出せ、非常に楽しい。諸君もFS98購入の暁には是非ヘリを操縦してみてほしい。

 それから、辺鄙な場所の空港のデータが追加されたり、辺鄙な場所であってもきちんとテクスチャの張り分けが行われている点が、FS6,FS5と比較して好感が持てた。Warren大尉は以前グランドキャニオン空港に観光で行ったことが有るのだが、グランドキャニオン空港近辺のテクスチャがきちんと貼られていたので非常にうれしかった。

 また、各種航空機のフライトモデルは一新された。一部の機体に関しては、製造元から直接データーを提供してもらって完全に書き換えたらしく、軽飛行機ライセンス所持者に試しにプレイしてもらったところ「こんな感じだなぁ〜」とコメントされていた。


 FS98で不満に思う点が無い訳ではない。それは、メモリーの消費量が非常に多いことだ。3Dアクセラレーションカードを使ってシェーディングをONにした場合はその傾向がより顕著であり、32メガバイト前後のメモリーではいささか辛い部分が有る。とくにダイナミックシーナリをVeryDeanceに設定した場合などは酷く、Warren大尉のPCは40メガバイトしかメモリを搭載していない関係で、いつもNormalでプレイする羽目になっている。FS98を快適にプレイするには、3Dカード、そしてメモリーが必要ということだ。

 だが、FS6に比較すると格段の出来栄えである。これは、お勧めソフトと言ってもいいのではないかと思う。


 FS98用に用意された各種アドオンの入手方法や、使用方法に付いての解説は、『MS Flight Simulator 98 改造計画』を参照して欲しい。きっと役に立つ情報が得られる事だと思う。

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