Saitek-X36大改造!? (Wパッド装着)

 

 Saitek X36というスティックをご存じだろうか?実売18000円前後で(98年初頭現在)アナログ操作のラダースイッチまで付いている優れものだ。このスティック、性能は大したもので、人気も高い。

 しかしながら、やはり海外製の製品だけあって手が小さい日本人には辛い、辛すぎる。そこで、PC-TopGunお馴染みの(馴染みでない人はここを見よう)パッドを装着するのだが……どうもしっくり来ないわけである。

 何故か。親指を置く場所がないため、気合を入れてスティックを握り締める長時間フライトでは、右手が非常に疲れるのである!! 確かにSaitekが初めて買ったJoyであると言う諸君や、Sidewinderシリーズなどの「右手の親指を置く場所のない」Joyを使っていた諸君はそうは思わないかもしれない。しかし、CHやTMのあの「親指サポートのある」フライトを長く続けた諸君にはこの苦しみが解るはずであるとWarren大尉は思う。

 また、Sidewinderなどの親指サポートの内スティックを使っていた諸君も、ぜひ此れを試してみて欲しい。1時間を越える長時間のフライト(特に、フライト時間のほとんどが戦闘中であるNETWORK対戦)の際、きっと威力を発揮してくれるはずだ。

 さて。親指パッドを作成するに当たって、必要なものはなんだろうか?

(1) カッターナイフ
(2) カッターナイフの換え刃
(3) 発泡スチロール片
(4) 強力タイプの両面テープ(作例ではニチバンの『ナイスタック』を使用)
(5) カッターナイフ作業台(あれば)

 以上である。5番に関してはあくまで安全のための配慮であるのでなくとも問題はない。

 



 まず、発泡スチロール片を切り出す。この発泡スチロールをカッターで整形することでパッドを形作ってゆく。
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 第一切断段階の写真だ。画面左の大きな方がパッド本体である。いま切り離した断面(青色のマークを付けている部分)に親指が載ることとなるので、親指がフィットするように、なだらかな傾きを付ける。写真では120度程度の角度の付いた破片を削りだしているが、必要とあらばもっと滑らかに、曲面に近い仕上げをしてもいいだろう。

 上の写真で青く塗られている断面が、右の写真でも青く塗られている。上の写真の状態をそのまま左に倒した状態である。

 右の写真で切断しているのは、中指が当たる部分である。この工程を削ってしまうと、しっかりと握った時、中指がパッドに押し付けられる形になってしまうため長時間プレイしていると辛くなってくる。中指の長い諸君や、深く握り込む諸君は、より大きく切断してやる必要がある。

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 一通りの切断を終了した後、下から眺めた写真(右側が前)である。上部がスティックと接合される部分なのだが、ここが平らだと両面テープの付きが悪くなりすぐにはがれてしまう。よって、写真のように丸みを帯びさせ、スティックの握りの部分にフィットさせるよう加工する。熟練したカッター裁きが必要とされるところだ。

 


 完成写真である。右下の黒いパッドは、お馴染みの底上げパッドである。今回作成したパッドは、左側についている白いパッドだ。これを装着することによって、長時間フライトが本当に楽になる。視界操作の少ないMS-FlightSimulator系のゲームだと、雲泥の差となって現れるはずだ。
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 実際に握った写真である。親指がしっかりと所定の場所におさまっている。

 


Saitekで快適な長時間フライトを!!
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