F/A-18 Hornet 3.0 徹底解説

CPUパワー必要度★☆☆☆☆☆
486DX4-100以上推奨
グラフィック華麗度★★☆☆☆☆
ミサイル回避難易度★★★★★★
兵器その他の再現度★★★★★★
敵航空機スキル★★★★☆☆
キャンペーンゲーム評価★☆☆☆☆☆
操作の複雑さ★★★★★★
フライトモデル本格的


 マッキントッシュで好評だった(らしい)フライトシム「Hornetシリーズ」の最新作。さすがに時代の流れには逆らえないのか、メーカー側もついにシリーズ初のWindows版をリリースしてきた。まぁ、そのおかげで我々はこのゲームをプレイする事が出来るのだが・・・。

 ゲームは、マッキントッシュ・フライトシムの流れをそのまま受け継いでいるため、グラフィックが非常に簡素。その代わりといってはなんだが、アビオニクス、フライトモデルは非常にリアル。アビオニクスなど、リアルすぎて操作を覚えるのも一苦労だ。フライトシムに慣れ親しんだ諸君でも、かなり苦戦する事は間違いなかろう。簡素なグラフィックのおかげで、マシンスペックはさほど要求せず、Pentium90Mhzのマシンでも十分に遊べる。Warren大尉が使用しているCyrix6x86-P166GP+搭載のマシンでは、1024×768の解像度でも十分すぎるほど快適だった。

 ウェポンシステムに関しては、TVロック式ミサイルの特性などを良く再現しており、爆弾の挙動も奇麗で共感が持てる。核爆弾の投下が出来る点も二重丸だ。しかしながら、F/A-18の第二の武器(第一はAMRAAM)とも言えるAGM84""Harpoon""がないのはどういう事であろうか。ここまで兵器システムを完全に再現するのであれば、AGM84""Harpoon""を忘れるなどという事だけはして欲しくなかった。

 そして通信対戦。はっきり言って、購入した状態のままでのこのゲームの通信対戦は「糞」である。なぜなら、こちらから見た相手の位置(角度)と、実際の位置(角度)が、パッドロックや外部Viweにおいて数十度もずれているのである!! 確かに対戦自体は288モデムでも快適であるが、これではシビアな旋回戦など出来る訳がない。・・・というわけで、Warren大尉もHornet3の対戦はほとんどプレイしていなかったのだが、先だって3.0.1にバージョンアップするパッチがリリースされた。このパッチを入れる事により、あらゆる不良個所が修復されることとなる。先ほどの敵が見える位置(角度)の問題もほぼ修復された。このパッチの出現によって、このソフトは快適に通信対戦が出来るフライトシムの5本の指に入ったと私は太鼓判を押す。パッチはhttp://www.graphics.com/ftp/からダウンされたし。

 キャンペーンゲームは、繋がりがない上に数が少ない。キャンペーンゲームの面白さを求める人には絶対に薦められないほどのレベルだ。敵のミサイルを回避するのが非常に難しく、初心者は挫折してしまうかもしれない。

 最後に個人的な意見を一つ。VTRが撮影できるのはいいとしても、アングルなどを保存できないのでは機能として最悪であると思う。意味がないのだ!!


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