FlyingCorps 徹底解説

 

CPUパワー必要度 ★★★★☆☆
P150以上推奨
グラフィック華麗度 ★★★★★☆
ミサイル回避難易度 ミサイルなし
兵器その他の再現度 ★★★★★☆
敵航空機スキル 解説文参照
キャンペーンゲーム評価 ★★★★★☆
フライトモデル 超本格的
(細かいエフェクトが◎)



 第一次世界大戦をモデルにした、複葉機のフライトシム。フライトシムでは前代未聞の解像度1600×1200に対応するそのグラフィックは驚異的で、高空から眺めるとまさに写真である。使用できる機種も、ソッピースCAMEL、SE-5、スパッド13、ニューポール27、アルバトロスD3、フォッカーDr1と7機種に及ぶ。RedBaronシリーズなどと比べると使用可能機種は少ないが、その分それぞれの機種のちがいが細かく再現されている。SE-5の上翼に取り付けられたルイス機銃が使用できない点はいただけないが。
 このゲームは、買ったままではその真価を発揮していない。通信対戦対応、3Dアクセラレーションカード対応のバージョンアップパッチがftp.empire-us.com/public/updatesで無料配布されているので、これを入手して自分のゲームをアップデートしよう。’97/7/8に3Dカード用のパッチが、’97/7/15にマルチプレイ/3Dカード対応のパッチがリリースされている。これらのバージョンアップをおこなうことにより、敵AIの能力が強化される。このアップデートを施さないと、敵が非常に弱く感じると思うので注意して欲しい。
 フライトモデルは最高の一言。プロペラトルク、敵機の後ろに付いた場合の気流の乱れ、ハイG/速度超過による機体分解、不用意なラダーによるスピン、機銃のジャム、爆弾重量エフェクト、コンパスの揺れ等、シミュレーションされている要素は非常に多く、WW1マニアを唸らせるに十分だ。また、WW1(第一次世界大戦)のゲームにはあってしかるべきだがこれまでほとんどなかった、戦車攻撃というミッションがある。爆撃コンピューターも、爆撃照準機もなしにこれらの移動目標に爆弾をHitさせるのは非常に難しいが、やりがいがあって面白い。その他、お決まりの観測気球撃破ミッションなどやっていて飽きが来ない。自機や部下の機体を、与えられたパーツを組み合わせるという形ではあるが自由に塗装できるのも、非常に楽しい。ScreenShotを取るのにも力が入るというものだ(CTRL+P或いはPrintScreenでスクリーンショットがとれる)。しかし全く文句がないわけではない。このゲーム、レシプロ機のゲームにはあるまじきことに、地上に航空機の影が映らないのだ!! これは、バージョンアップパッチで修復するとEmpireは言っているが、現在まだ修復されていない。
 一つ注意する点がある。このゲームはWindows、DOS両方に対応しているが、WindowsのDOS窓(フルスクリーン)でプレイしよう。Windows上でプレイすると、ゲームのパフォーマンスが極端に落ちてしまう。注意するのは、起動時にクリーンDOSで起動してプレイするわけではなく、WindowsのDOS窓(フルスクリーン)であることだ。最近のグラフィックカードは、WindowsのDOS窓での速度が、クリーンDOSの描写速度を超えているものが多いからだ。特にVirgeシリーズではその傾向が強い(ドライバーによって強化されているから)。640−480が、P166クラスでの標準的なプレイ解像度となるだろうが、十分奇麗だ。CPUを交換したら、800−600や1200−1024、そして1600−1200等の解像度にも挑戦してみよう。

 

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