強のコクピットを作ろう



 諸君のパソコン周りは、フライトシムをやるのに適しているだろうか? フライトシムをプレーするのに、ただデスクにジョイスティック(以下Stick)を置くだけでは、あまりにも物足りない。そこでこのコーナーでは、Warren大尉のコクピットを例にとって、快適なフライトシムを行うための環境づくりに貢献していく事とする。まず、以下の写真を見て欲しい。Warren大尉のコクピットだ。

 

Warren's Cockpit (40kB)

 

 上の写真で、キーボードの乗っている机の高さと、Stickが置かれている台(スピーカー) の高さが違うことがわかるはずだ。このように、Stickを「少し低く、少し手前に」奥のが、快適な操縦を実現するためののコツだ。諸君等の多くは、キーボードの左右にStickを置いている方が多いのではないかな? ここに置いてしまうと、Stickの位置が高いために長時間のプレイでは腕が疲れてしまうし、細かな操縦が難しくなる。その上、デスクのサイズによってはキーボードの置き場所に困る人も出てくるはずだ。

 日本の住宅事情を考えるに楽なこととは言えないが、一度デスクの手前、椅子の左右に台を作り、Stickを置いてみよう。快適度が飛躍的に向上するはずだ。

 

cockpit2.jpg (17890 バイト)cockpit4.jpg (16872 バイト)

 

 上の2枚の写真は、Waren大尉のコクピット左部分の拡大図だ。Saitek社のPC-Dashというキーボードエミュレータが搭載されているのがわかるだろうか? PC-Dashはタッチディスプレイのように実際に触って操作するため、ての届きやすいところに置きたい。そこで、Warren大尉はパソコンデスク用の書類ホルダーアーム(OAサプライ店などで売っている)をPC-Dash取付用の装置にしてみた。使わない場合は邪魔にならぬよう上に上げておける可動式アームなので、便利だ。2枚目の写真が、使わないときに移動させてある写真だ。これなら作業の邪魔にもならない。諸君もこういったアイテムを活用して欲しい。

 

cockpit3.jpg (17676 バイト)

 

 上の写真はコクピット右側だ。FighterStickが置かれているが、ただ普通に置いただけではない。しっかりと両面マジックテープでスピーカーに固定されており、思いっきり引いてもビクともしないのだ。これは重要なことであるので、(スロットルは構わないので)スティックだけは必ずきっちりと固定してやろう。どうしても取り外すという諸君には、私のような両面テープ型のマジックテープがお薦めだ。

 

 ここで少し話は変わるが、ラダーペダルを持っている方、床に置いてはいないだろうか? 実際の戦鬪機のコクピットでは、もっと高い位置にラダーがあるはずだ。出来れば、自動車を運転するときのアクセル&ブレーキペダルの位置にペダルがあれば理想的なのだ。そこで、Warren大尉は、パソコンデスクの一番下の段にラダーペダルを載せている。こういったタイプのデスクではない方は、床に週刊少年ジャンプ3冊分ぐらいの厚さの台を置いてやろう。建設資材用のブロックを新聞紙等でくるむのも良い。これで、足をリラックスした姿勢でペダルに添えられるはずだ。

 最後に、最も重要なアイテムが「イス」……いや、シートと呼ぼう。 これが重要である。簡単に入手できる中で最も航空機のシートに近い物は、車のシートである。しかし、パソコンがデスクに置かれている以上、車のシートではパソコンの画面がうまく見えない。仕方がないので、一般に市販されているOAシート(紙ではない)を使用する。普段はパソコンで作業がしやすいようにリクライニングを立てておき、フライトするときにはワンタッチでリクライニングを20度ほど寝かせられるタイプの物が良い。また、肘掛けの付いた物は、ワンタッチで外せるタイプでなければ敬遠した方が良い。先ほどの、シートのサイドにStickを置くという処置をすると、肘掛けがStick操作の邪魔になる場合も出てくるからだ。また、ラダーペダルとの関係で、高さを調節する必要が何度も出てくるであろうから、ガスシリンダータイプのワンタッチ高さ調整機能付きがお勧めだ。まとめると、可変リクライニング+肘掛けなし+ワンタッチ高さ調節……がポイントだ。
 また、スピーカーでは出せる音の大きさがかぎられてくる。物理的な大きさではなく、理論的な大きさだ。深夜のテレホーダイタイムに、大音量でスピーカーをがならせる訳にはいくまい。一人暮らしで近所迷惑を顧みないのならば問題がないが、結婚生活を破壊したくない方や、親子関係にヒビをいれたくない方は、ヘッドフォンは購入しよう。それも、密閉タイプがお勧めだ。音漏れもないし、重低音も良く聞こえる。密閉タイプは高価な事が多いが、大きな電気屋に行って『ソニー MDR-CD160』というモデルを探してみよう。これは、安価な密閉タイプヘッドフォンで、音も良い。3000円出せばお釣が来るはずだ。また、これ以外のヘッドフォンを買う場合はコードの長さにも気を配りたい。パソコンデスク周りは入り組んでいて、ケーブルの長さが足りそうに見えて足りない事が多いのだ。
 以上、要点を掻い摘んで説明してきたが、どうだったであろうか? 諸君らのコクピット周りも、快適にフライトシムがプレイできるように調整して欲しい。
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