Air Power 徹底解説

 

CPUパワー必要度 ★★☆☆☆☆
P100以上推奨
グラフィック華麗度 ★★★★☆☆
敵航空機スキル ★★☆☆☆☆
キャンペーンゲーム評価 アイデアの勝利
効果音 ★☆☆☆☆☆
操作の複雑さ ★☆☆☆☆☆
フライトモデル 評価不可能


 架空の世界で、架空の飛行機に乗って、架空の空中飛行母艦から発進、敵を殲滅するというユニーク極まりないゲーム。艦載機は艦載機なのだが、飛行船が母艦で、空中発進するという凄まじいアイディア。架空といってもSF系の物ではなく、全身翼や後退翼、デルタ翼のレシプロ艦上(?)戦鬪機を使用する。設定は意外と凝っており、攻撃機と迎撃戦鬪機の種類分けもしてあり、両方に搭乗する事が出来る。フライトモデルが評価不能としてあるのは、実在しない機体だからである。

 面白いのは着艦で、XF85""GOBLIN""がB36""PeaceMaker""に収納されるときと同様、飛行船の垂らしたワイヤーに、機体上部のフックを引っかけるというこの上なく大胆なアイディア。これがまた難しくて手応えがある。

 キャンペーンゲームは、まさに『アイディア商品』である。空中母艦を中心とする飛行船団で、広大なマップの陣取りをする。時として敵の領土の重要拠点を破壊したり、敵飛行船団と出会って艦隊戦ならぬ飛行船団戦(艦載機同士の熾烈な空中戦、対艦(?)攻撃あり)あり、敵艦載機の迎撃戦闘あり。なんと、空中海賊の船団が襲ってきたりまでする。賊らしく、弱い戦鬪機をたくさん繰り出してくるところが面白い(笑) ちなみに、ゲームではエアパイレーツと表示されるので、直訳して空中海賊。

 とにかく、キャンペーンゲームの各所で笑わせてもらえるというか、楽しませてくれる。日の丸を付けた緑の戦鬪機が出てくるところもお約束か。しかし、このゲームの魅力はそれだけではない。敵味方十数機が入り乱れた空中戦になっても、ゲームの実行速度がほとんど落ちないため、快適にプレイできる点だ。これは評価したい点である。

 総合的な意見として、シミュレーションとしては糞ゲームかもしれないが、フライトを扱った異色の作品として軽い気持ちでトライしてもらえれば、かなりはまる事請け合いである。ぜひ一度プレイして欲しい。


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