中給油特訓

 


 198年初頭に、数人のA.C.E(Air Cruise Of EF2000) 所属パイロットより「ADFで手動給油ができない」という話を聞いた。もちろん、彼らのADFに問題があるわけではない。そこで、彼らにはPC-TopGunの空中給油訓練ページを見るように薦めた。

 私は、手順が間違っているのだろうと思ったからだ。しかし、実はそうではなかった。「近づくとごごごぉ!って音がしてて給油機恐いんだもん」などとのたまった某氏を除くと(汗)、やはり自機を正しい給油ポイントに持って行くのに苦心しているようだった。

 そんなことでは98年中に発売される予定のADFの追加ミッションである[TAW]で遠距離の目標の攻撃に出かけることができなくなってしまうではないか。それではいかん!ということで、、空中給油の特訓プログラムを実行することにした。

 給油の手順や、給油機の腹に付いている指示機の意味などについては「空中給油訓練」を参考にして欲しい。ここでは、いかに素早く給油をするか、また旋回中の給油機にいかにしてドッキングするかを解説する。

 


 給油機と接続する際に気をつけねばならない項目が幾つかある。やってはいけない最大のミスは「給油機にぶち当たること」である。給油機にぶち当たった瞬間、諸君等のF22は微塵と化す。それだけではない、腹を空かせた何機もの味方戦鬪機を見殺しにする羽目になる。「現実世界ではそうだが、ゲーム世界だぞ」という諸君はいないだろうか? ダイナミックキャンペーン(EF2000のような形式のキャンペーンMission)では、自機が破壊されたあとも戦場全体が動いているということを忘れてはならない。まさに現実と同じ状態なのだ。そんなわけで、給油機に接触することは絶対に避けねばならない。先ずこれが第一だ。

 給油機へのアプローチは低めからの(ぶち当たる危険性のない場所からの)アプローチが基本だ。まず給油機の後ろからまっすぐに進入、HUD右側の表示がLEVELかLOWか……というぎりぎりのあたりの高度から進入することだ。低めから入って、最後に高度をチョっと調節(上げる)すると、きちっと接続できる………これが理想だ。

 LOWかLEVELかの瀬戸際といった高度で進入しつつやるべきことは、視界を「F1」キーを押してHUDの枠のないモードにする。具体的には、以下の連続写真で使われているViewに固定するのだ。このViewにしてしまうと、給油機に大接近したとき、うまく給油位置インジケータが見えないのだが、このViewにせずにバーチャルコクピットViewにしてしまうと、航空機のちょっとした揺れでHUDが揺れ動いてしまい、自機の位置確認が難しい。給油機も自機も動くのだから、画面内で揺れ動かない確固たる目標物を定める必要があるのだ。

 枠なしHUDモードにして、給油機の腹へと接近する。給油機の胴体がどんどん視界の後ろへと流れてゆき、画面の上のほうに給油機の機首部分(給油位置インジケータがある部分)だけが何とか見えるという状態に持ち込む。ここまでは、左右方向の位置の調整だけで高度の変更を必要としない。左右方向の位置調節にはスティックの倒しのみで制御し、決してラダーペダルを使わないこと。不必要な’すべり’が生じて、ぴったり合わなくなる。

 ここまでくれば、接続までの手順はほとんど終わりだ。だが、ここからが諸君が詰まる部分である。インジケータは両方OKのサインである白色の「II」マークを点灯させているのだが、給油が始まらない、という奴だ。

 それは、たかだか7〜8段階しかないインジケータの目盛りでは表示しきれない細かなずれがあるからなのだ。そこで、この細かなずれを一発できちんと修正してしまう、Warren大尉式給油方法をお教えしよう。まず、以下の写真を見て欲しい。きちっとコネクト出来た瞬間の画像だ。

refuel08.jpg (18834 バイト)

 

 この画像の左右と下はサイズの関係上グラフィックツールにてトリミングしてある、が。画面の一番上はまったく操作していない状態だ。Jpegファイルであるので少々見難いかもしれないが、給油機のインジケーターをよおおおく見て欲しい。画面の一番上の端に、辛うじて給油インジケータの「II」マークが見えるはずだ。また、給油機の前部胴体の幅が、丁度HUDの上部に書かれた「REF HUD」の文字と同じ幅か少し短いぐらいだというのが解るだろうか?

 これが「味噌」なのである。諸君等はおおよそ給油機の機首部分が見える状態まで飛行機を前進させた後は給油機とほぼ速度を同じに落とし、画面最上部と給油インジケータの中央部分がクロスするように、また給油機の胴体が「REF HUD」の文字幅前後に見えるように、機体を移動させればよいのだ。給油インジケータがもうほとんど「FD」の文字しか見えないようであれば機体の速度をほんの少しだけ落としてやればいいし、逆に「AU」の文字が見えてしまっているようならほんの少し増速すればいい。給油機胴体の幅が「REF HUD」の文字幅よりも大きいなら高度を下げればよいし、小さいなら高度を上げると大きくなってみえてくるはずだ。1〜2秒ほどベストポジションをキープできれば、ホースが接続され、自動的に給油が始まるはずだ。


 さて、諸君等はほとんど調整することなくスチャッと給油できるようになっただろうか。給油機というのは、基本的に大きな楕円軌道を右周りで周回しつつ給油する。普通は給油機がバンクを取っている間は給油せず、水平飛行中に給油するのが一番楽なのだが、人生そう楽ばかりではないことは水戸光圀様が主演なさるTV番組のオープニングからも明らかだ(人世〜楽ありゃ〜 苦〜もあるさぁ〜)。

 燃料が十分に残っている状態で給油する予定だったのだが、燃料タンクの一部に被弾したことにより、もう1分も持たない………という状態で給油機が旋回を始めたときなどだ。そんなときはどうするかと言うと、旋回中の給油機にドッキングするしかないのだ。

 大層に書いているが、実際は通常の接続と大して変わらない。前述した方法(文字幅と胴体幅を合わせ、インジケータ中央部分が画面中央に見える位置まで進める)を旋回しながら実践するだけだ。ただ、給油機の尻ばかり見て動いていては絶対に接続できない。

 給油機は大きく右周りするので、自分はさらに緩やかな旋回を描くようにし、給油機の旋回外側から徐々に内側へと機体をすべらせつつ位置合わせをするのだ。間違って内側に滑らせすぎたらもう修正はきかない。TimeOverだ。一回で合わせる必要があるので、外側から慎重に慎重に滑らせて行って欲しい。普通の給油ではラダー厳禁と書いたが、この滑りを制御する過程ではラダーが必要になってくる。十分に活用してくれたまえ。以下の写真は、旋回中の給油機へ外側からアプローチしているところだ。バンク角度がきっちり合っているのにも注目して欲しい。

refuel09.jpg (24460 バイト)

 


 最後になったが、通常の(旋回中ではない)給油時に、教科書的なアプローチをした場合の連続写真を載せておく。参考にして欲しい。

上の写真から下になる過程で、高度を上げている。上げる基準は、
前述したとおりの「REF HUD」の文字幅と給油機の機体幅だ。

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