JDAM投下訓練


 JDAMとは、GPS(グローバルポジショニングシステム)衛星による誘導を可能とした爆弾である。人工衛星へのプログラムが必要なため、作戦立案段階で指定したターゲットにしか使用出来ないなどの欠点はあるものの、精度が高くコストの低い兵器であるため今後の主流になってゆくであろうスマート爆弾である。

 JDAM投下方法について解説を続ける。JDAMは全ての目標に使用出来るわけではなく、前述したように作戦立案段階で指示された特定の重要目標にのみ発射可能である。JDAM用にGPSディジグネートされた目標は、兵装としてJDAMを選択すれば戦域情報MFD(テンキーパッド2)やHUD上に表示される。

 JDAM選択後、目標への進入を開始する。アタックMFD(テンキーパッド3)を確認しながら進入すること。アタックMFD上の楕円の中に目標を入れれば「SHOOT,SHOOT,SHOOT!」のボイスが流れるので、トリガーを引いてJDAMをリリースする。発射してしまえば後の誘導はGPS衛星が行うため、自機は待避しても問題ない。

 発射時の諸注意だが、高度が低すぎると(アタックMFDの楕円の中に目標が入っていても)爆弾が命中しないことがある。JDAMはミサイルではなく爆弾なので、目標までは滑空しながら辿り着くこととなる。そのため、低高度での投下だと滑空することが出来ずに地面にクレーターを作る結果となってしまうのだ。500ftで投下した場合の有効射程距離はたったの1マイルであることを考慮に入れておいて欲しい。5000ftあればまぁ大丈夫だろう。
斜めに上昇しながら爆弾をリリースする「トス爆撃」という方法が在るが、JDAM野等かにもこの爆撃方法が使えることを覚えておくと、AAAやSAMの射程範囲内でJDAMをリリースしなければならないようなシチュエーションの時、便利だ。


最新の爆弾を使いこなせ!



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